こんにちは、葵です。
茜やで。
今回は投資信託会社 バンガードグループの創業者兼元会長であるジョン・C・ボーグルさんの書かれた「インデックス投資は勝者のゲーム」を解説し ていきます
楽しみやな!
バンガードグループについて
さて、今日はインデックス投資についてお話ししましょう。まずは、バンガードグループについてご存知ですか?
バンガード?そんなん聞いたことないわ。なんやねんそれ?
バンガードグループは、世界で2番目に大きな資産運用会社で、その運用資産はなんと5兆ドル以上です。これは、日本の国家予算が100兆円であることを考えると、バンガードが運用する資産は500兆円以上になります。
ええっ!そんなに大きい会社なんや!全然知らんかったわ。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
そうなんですよ。そして、このバンガードグループの創設者であるジョンCボーグルさんは、「インデックスファンドの父」とも呼ばれています。
あのな、インデックスファンドってなんやねん?
良い質問ですね。インデックスファンドとは、特定の株価指数に合わせて運用する投資信託のことを指します。つまり、プロが市場全体の動きに合わせて投資を行ってくれるのです。
ほんまにそんな便利なもんがあるんやな。でも、ほかにもいろいろな投資信託があるんちゃうん?
その通りです、姉さん。実際には、インデックスファンドの他にもアクティブファンドというものがあります。このアクティブファンドは、株価指数を上回る運用を目指す投資信託です。しかし、実際にはアクティブファンドが株価指数を上回る運用を必ずしも達成できるわけではなく、手数料も高い傾向にあります。それは、アクティブファンドでは株価指数以上を目指してたくさんの調査や分析を行うため、運用する際の負担が大きいからです。
ええっ、でもそんなに調査や分析をしても結果が出ないんやったら、なんでそんなに手数料取られるんや!
株価指数に勝つのは難しい
そうなんですよ。実は、株価指数を上回る運用ができるアクティブファンドはほとんどないとされています。具体的には、2001年から2016年の15年間で、S&P 500という株価指数に負けたアクティブファンドの割合はなんと約90%にも上りました。
90%!?それ、ほとんどやんけ!そんなんなら、最初からインデックスファンドに投資した方がええやんな!
まさにその通りです、姉さん。だからこそ、私たちはインデックスファンドをおすすめします。
手数料が安ければ安いほど良い
そして、もう一つ大切なことは、手数料が安ければ安いほど良いということです。手数料は、投資リターンを減少させる要因になりますから、手数料が低いインデックスファンドがおすすめなのです。
なるほどな、そうやって考えると、確かにインデックスファンドの方がええわな。葵、ありがとう!これからはインデックスファンドに投資するわ!
良い選択ですね、姉さん。投資は自分自身の未来への投資ですから、賢く選んでリスクを抑えることが大切ですよ。
さて、次に進みましょう。
インデックスファンドの選び方
インデックスファンドを選ぶときは、いくつかのポイントがあります。まず一つ目は、手数料の低さです。私たちが先ほど話したように、手数料はリターンを減らす要因なので、低い方が良いですね。
なるほどな、手数料は低い方がええんやな。それ以外には何を気をつけたらええん?
二つ目は、そのファンドが追跡する株価指数です。例えば、日本の企業を中心に組成されたTOPIXや、アメリカの大企業を中心に組成されたS&P500など、どの国や業種の企業を中心に投資するかを決めることができます。これは、自分の投資目的やリスク許容度によりますね。
うーん、それも大切やな。自分が投資したい企業や業界を選べるんやね。
そうです。そして最後に、そのファンドの運用実績も見ることが大切です。過去のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスを保証するものではありませんが、一定の参考にはなります。
なるほど、過去の実績も見て、安定して運用できてるファンドを選ぶんやな。葵、ありがとう!よーく考えて選ぶわ!
良いですね、姉さん。自分の目でしっかりと選ぶことは、賢い投資の第一歩ですから。
さて、最後のテーマに進みましょう。
インデックス投資の利点
インデックス投資には多くの利点があります。まず一つ目は、手間が少ないということです。投資を自分で行うと、企業の財務状況や市場の動向などを常にチェックする必要がありますが、インデックス投資ならそのような手間は必要ありません。
なるほどな、自分で全部やるより楽ちんやな。
その通りです。二つ目の利点は、リスク分散ができるということです。一つの企業に投資すると、その企業が倒産するなどのリスクがありますが、インデックス投資なら多くの企業に投資するので、そのリスクが分散されます。
そうか、一つの企業がダメでも他の企業がええ感じなら大丈夫やんな。
はい、まさにそうです。そして最後の利点は、長期的なリターンが期待できるということです。短期的には株価の上下がありますが、長期的に見ると株式市場は右肩上がりの傾向があります。これは、経済の成長とともに企業の利益も増えるためです。
ほんまにそうなん?でも、株価ってあげもあれば下げもあるんやん?
確かに、短期的には株価の上下がありますが、長期的には右肩上がりの傾向があります。もちろん、これは過去のデータに基づいていますので、将来も同じとは限りませんが、経済の成長とともに企業の利益が増えるという原則からすると、長期的には投資のリターンが期待できると言われています。
なるほど、長い目で見ればええんやな
その通りです。なお、インデックス投資には手数料がかかりますが、その手数料は通常非常に低く設定されています。そのため、手数料が投資リターンを大きく圧迫することはありません。
ん~、でも手数料があるってことは、それだけ損するってことやん?
はい、それは事実です。しかし、インデックス投資の手数料は通常非常に低く、たとえば0.1%程度のこともあります。つまり、10万円投資したとすると、手数料は100円です。このように低い手数料なら、それほどリターンに影響はありません。
ほんまにそんなに安いん?それなら、ちょっとは投資してもええかもな。
そうですね。ただ、投資は自己責任ですから、自分が納得できる範囲で行うことが大切です。そして、投資のリスクやメリットを理解した上で、冷静に判断することが重要です。
なるほどな、冷静にな。それが一番大事なんやな。
まさにその通りです。投資にはリスクが伴いますが、それを理解し、自分自身の判断で行えば、投資は非常に有効な資産形成の手段となります。
ありがとな、葵。ええ勉強になったわ。
いえいえ、私も一緒に学べて楽しかったです。また何かあったら何でも聞いてくださいね。
うん、また聞かせてな。
この本に興味が出たらぜひ購入して読んでみてください!
著者:八木 仁平 | |